遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

ケアマネを変えて下さい

今回「ケアマネを変えてほしい」と言ってきたのは、利用者さんの 奥さんでした。 奥様が整形外科に入院されるので、旦那さんをショートステイに お願いする事になりました。 旦那さんの担当ケアマネは、今年異動してきたばかりのまだ若い 男性ケアマネでした…

食材を準備してくださるのは大変ありがたい事ですが

一人暮らしの方への援助には当然食事に関する援助は欠かせません。 その方にとってどういう風に支援すれば、一人でもきちんと食事が 摂れるのでしょうか。 買い物で食材を買ってきてあげれば、自分で何でも作れる方も 大勢います。 買い物でも食材ではなく、…

自分で選んだ最期

週1回在宅入浴で訪問していたおじいちゃんは、元歯科医でした。 私たちが訪問するようになったきっかけは、奥様にも病気がわかり お風呂に入れてあげる事ができなくなったため、奥様から依頼が あって開始しました。 おじいちゃんも90歳近くなり、一人で…

ヘルパーは家族間の潤滑油にはなれない

何処の家庭でもどこの夫婦でも多少の喧嘩は日常茶飯事だと 思います。 ご家庭に訪問すれば利用者さんの胸の中に秘められた色々な 事を吐き出させてあげる役目を、ヘルパーが行っている事は 嘘ではありません。 胸の中にたまったうっぷんをヘルパーにぶつける…

電話が通じない

母の携帯電話に電話したら、運転中のアナウンス。 ドライブモードになってる。 らくらくホンのドライブモードなんてどこを押すか知らないし。 でも電話が通じないことを知らせないといけないので家の電話に かけました。 そしたら今度はすぐに留守番電話に切…

お花の無人販売

今日は公休日。 久しぶりに隣の町にあるお花の無人販売に行ってきました。 実はここはお花屋さんではありません。 障害をもつ子供たちが通う支援学校の敷地内にあるんです。 このお花の苗は、職員さんと一緒に子供たちが種から育てた苗です。 愛情たっぷりに…

「もう、沢山だ」は本心じゃない

時々こういう方、います。 どういう人? 一人暮らしを心配するご家族が、安否確認を目的にヘルパーの 訪問を依頼され、特にやることもないから掃除の名目で毎週 訪問しているおばあちゃん。 掃除をしに行く私たちも、本当は必要ないと思ってしまう 場合もあ…

子どものいない人の終活

通院介助をした一人暮らしのおばあちゃん。 91歳ですが、まだまだ元気に生活されています。 いつも元気なこのおばあちゃんが、浮かない表情をしていました。 なにかあったんでしょうか。 こちらからは聞きませんでしたが、おばあちゃんの方から話を してく…

出来なくならない様に自分でやらせる

高齢者にとって不自由になることはたくさんあります。 同居家族がすべてやってあげると、自分でできなくなる事は 十分に考えられます。 あげ膳据え膳だとおばあちゃんでも料理ができなくなってしまいます。 できる事をやってあげる事は良くありません。 でも…

食欲旺盛なおじいちゃんの調理

おじいちゃんと言っても今年80歳でまだ誕生日前だから79歳 のおじいちゃんです。 私の年代からしたら父よりずっと若いお父さんです。 一人暮らしで腕に可動域制限があって何かと不自由されています。 2日分の調理を週3回お願いしたいと依頼されました…