遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

食事の形状

脳梗塞発症直後は点滴のみでしたが、すぐに食事の提供がありました。

始めは当然ミキサー食からのスタートです。

 

むせが怖く、誤嚥性肺炎を起こすリスクも高かったので、食事に対しては病院でも

慎重でした。

 

リハビリ病院に転院してから、食事にもリハビリが導入されました。

まず始めは、理学療法士さんが物を飲み込む際の喉の動き?をしっかり確認し、つきっ

きりで食事を見守ってくださっていました。右手は動いたので、食事摂取に関しては

問題なかったので、あくまでも嚥下のリハビリでした。

これも大変ありがたく思いました。

おかげさまで父は、ほとんどむせることなく食事を摂る事ができるようになりました。

 

ミキサー食はしばらく続きました。あまり味もなく、食べていて美味しいものでは

なかった様ですが、頑張って残さずに食べてくれました。

 

そうしているうちに食欲が出てきた父は、食事が足りないと言いました。そして

自分で回診の際に医師に食事の量を増やしてほしいとお願いし、量を増やしてもらった

様です。しかし形状はミキサーのままで、退院まじかまで普通食は食べられませんでし

た。リハビリは体の訓練だけではなく、帰宅してからの生活のことまでもしっかりと

考えてくださり、父はこのリハビリ目的の入院を本当にありがたく、スタッフの皆さん

には心から感謝していました。