脳梗塞発症直後は点滴のみでしたが、すぐに食事の提供がありました。
始めは当然ミキサー食からのスタートです。
むせが怖く、誤嚥性肺炎を起こすリスクも高かったので、食事に対しては病院でも
慎重でした。
リハビリ病院に転院してから、食事にもリハビリが導入されました。
まず始めは、理学療法士さんが物を飲み込む際の喉の動き?をしっかり確認し、つきっ
きりで食事を見守ってくださっていました。右手は動いたので、食事摂取に関しては
問題なかったので、あくまでも嚥下のリハビリでした。
これも大変ありがたく思いました。
おかげさまで父は、ほとんどむせることなく食事を摂る事ができるようになりました。
ミキサー食はしばらく続きました。あまり味もなく、食べていて美味しいものでは
なかった様ですが、頑張って残さずに食べてくれました。
そうしているうちに食欲が出てきた父は、食事が足りないと言いました。そして
自分で回診の際に医師に食事の量を増やしてほしいとお願いし、量を増やしてもらった
様です。しかし形状はミキサーのままで、退院まじかまで普通食は食べられませんでし
た。リハビリは体の訓練だけではなく、帰宅してからの生活のことまでもしっかりと
考えてくださり、父はこのリハビリ目的の入院を本当にありがたく、スタッフの皆さん
には心から感謝していました。