遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

地域に密着した診療所

今朝職場に出勤し、痒みのある発赤をみんなに見せ、実家でダニにやられたと話しまし

た。以前疥癬の利用者がいたとき、みんなでオイラックスを塗った事があったので、

ダニだからと自己判断で「誰かオイラックスもってない?」って声をかけました。

残念ながら誰も持っていませんでした。

 

私の勤務する福祉センターは隣に診療所があります。小さな町の小さな診療所です。

誰かが「診療所に行ってくればすぐ診てくれるんじゃない。」って。

そうですよね。隣に一人医師がいた。

1時間だけ年次休暇をもらって行ってきました。

診療所の医師は、整形が専門の医師だったので、少し不安もありましたが、でも診て

もらって、痒み止めの「強力ネオミノファーゲンシー静注」を血管注射してくれ、内服

薬と軟膏を処方してくれました。

 

実はその診療所は来年の3月で終わりになります。

現在の医師が高齢で、継続が難しくなった様です。

確かに今日の私の診察でも、看護師に「ダニに良い薬あったかな」って聞いていました

。え?医者が看護師に聞いてる。でも仕方がないかな。

そんな診療所なんですが、ここの高齢者たちにとってはなくてなならない診療所なんで

す。だって診療所に送迎の車があって、送り迎えしてくれるんですから。

 

少し離れた市立の総合病院に行くには、バスしかないんですが、1時間に1本程度しか

バスもないし、タクシー会社もなくなってしまって、市内から呼ぶこともできないし、

本当に不便なんです。

 

どちらかに地域医療に興味のある若い医師はいないもんでしょうか。やりがいはあると

思いますが。本当に地域に密着していて、今いる看護師さん達もとっても気さくで雰囲

気もよく、閉院するのはもったいないです。設備もそれなりにありますし、良い診療所

なんですよ。

 

私はこの診療所に助けられました。だからこそ、今後も継続してほしいなと思うところ

です。

 

誰か紹介して~。小さい町の小さな診療所に来てくれるお医者様を。