遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

笑ったら失礼だったんですが

いや~。本当に笑ったら失礼だったんですが、抑えきれずに大笑いをしてしましました

た。

 

私たちの仕事に、通院介助というものがあります。

一緒に病院に行って、医師の話を一緒に聞いたり、もちろん歩行が困難であれば車いす

の介助をしたり。

 

最近は老々介護が多いので、介護者のおばあちゃんも一緒に病院へは行くけど、ヘル

パーさんも来てくださいっていうご希望が多くなっています。

 

私の事業所では事業所の車で送迎を行う、移送事業もやっておりますので、この田舎

ですから、通院介助にはほとんどの方が移送事業の登録もされています。

 

今日の話はおじいちゃんが要介護者で、奥様は介護者として通院に同行されました。

受診を無事に終えて、帰りの移送車に乗り込み、ご自宅に向かって出発しました。

車内が少し暑かったので、奥様が少しだけ窓を開けました。

 

この奥様、80歳になる今でも、着物屋さんで販売員として時々働いておられ、年齢を

感じさせないとてもきれいな奥様なんです。

頭にはヘアピースをのせて、髪の毛が頭の上にこんもりと乗っかているいる感じです。

イメージできますか。

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へたくそな絵ですが、こんな感じに盛り上がっています。

 

奥様が窓をあけた途端、車内にハエは入ってきました。

「あ、ハエが入りましたよ」

「あら、ほんとだ」

奥様の方に近づいたハエが、奥様に手で払われたその瞬間に、あの盛り上がった髪の毛

の中に入り込んでしまったのです。

 

奥様は初めは気が付きませんでしたが、ハエは髪の毛の中でパニックを起こし、複雑に

からむ髪の毛の中でもがき

ジジジジ、ジジジジ

と音をたてて、脱出しようと必死になっていました。

 

私はその一部始終を見ており、ハエが頭の中に飛び込んだ事にようやく気付いた奥様の

表情がまた傑作で、笑いを抑えきれなくなり、とうとう吹き出してしまいました。

 

もがいたハエも数秒後には脱出に成功し、窓から逃げていきました。

 

大変失礼な話なんですが、笑ってしまって申し訳ないですと謝ったら、ハエが出て行っ

てからは、同じよう奥様も笑っていました。

 

思い出しても笑えます。

 

あさこさんの思い出し笑いのブログを読んで、思い出し笑いをしてしまいました。