最近何かあると母は私に電話をかけてきます。
先日は父がショートの時は母はデイサービスっていうのを忘れ、
私に確認の電話をかけてきます。
私も仕事をしているので、時間に関係なくかけてこられても
どうしても出られない事もあります。
着信を確認すればかけなおすんですが、最近は電話を掛けた事を
忘れ、私がかけなおしても何でかけたか忘れたり、先日は
電話に触ってないのに何でかかるのよって言ってみたり。
ところがこの間は、かけてないと言って電話を切ってから1時間後
くらいにかけた要件を思い出し、再度かけてきたことがありました。
母いわく
「急に思い出してね。思い出したときにすぐに言わないと
また忘れるじゃない。」
アルツハイマーと診断され、海馬に空洞ができて、記憶する事が
難しいと言われながらも思い出して電話をかけてきたので、
その時はすごく母をほめて持ち上げました。
「お母さん、思い出したなんてすごいじゃない。認知症が少し
良くなったかもしれないね。さすが薬だね。」
って。
そしたら母もその気になって、
「少しでも良くなったんならありがたいわね。」
って。
進行している事ばかりが前面に出て、良いことはどうしても
隠れてしまいます。
少しでも良くなったような事があったら、そこにも目を向けて
良かったことを母にも伝えていきたいと思います。
母も娘に「良かった」「すごいね」って言われれば嬉しいと思います。
いつも怒られてばかりじゃかわいそう。
認知症の進行が少しでも緩やかになってほしいと思います。
昨日の冊子より。