昨日訪問したところは市街地からかなり奥地の小さな部落。
そこに最近できた部落の集会所?
じつは羽立にカフェができたと聞いていたんです。
カフェ?
手作り感満載。ただの倉庫?
「寄ってたんしぇ」
ここの方言で、「お立ち寄りください」ですかね。
語ることを「しゃべる」って言うんです。
カフェといっても何にもありません。
電気もなく、椅子とテーブルがあるだけ。
なにか食べたかったら、自分たちで持ってきて
おしゃべりしながら食べてねって。
普通に部落のお母さんがいます。
そこに、部落内で採れた野菜をみんなが持ち寄って、
なんと、欲しい人は持っていけって。
それぞれの人が家にある余った野菜を持ってきているので、
別に収入を得ようとはしていません。
たまたま昔パートヘルパーだったお母さんがいたので
立ち寄ってみました。
無料ではあまりにも申し訳ないので、お支払い。
たったの200円でこれだけくれました。
どうですか、良いでしょう。
これ、何だと思いますか。
都会の人だけではなく、ほとんどの人が知らないもの。
「ツチアケビ」っていいます。
これが知る人ぞ知る、ものすごい貴重品。
山に行ってもなかなかお目にかかれないものらしい。
この効能が滋養強壮、腎臓病、膀胱炎と知っている人にとっては
ものすごくほしいものとの事。
解毒作用があるらしい。
皮が黒くなるまで乾燥させて、それから煎じて飲むんだって。
これがハーブティーの様な味で甘みがあるらしい。
これを通販で買おうと思ったら、ものすごい金額。
こんなものを、どうぞ持てって状態。
本気でもらってきて売ろうかなと。
田舎の小さな部落ですが、なんとなく活気を感じました。
皆が生き生きとしています。
高齢化率はすごいですよ。でも元気です。
ちょこちょこ寄って、部落の母さんたちが作った野菜を食べてあげよっと。
この部落内の人は誰も持って行かないんだもん。
野菜は美味しい新鮮なうちに食べてあげなきゃね。
こういうところが田舎の良いところですよ。