遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

親はいつまでも昔のままと思っている人が多い事。

 

ディズニー(ピクサー)キャラクター充電器 6000mAh 大容量 超薄型 多デザイン 華やか ウキウキ気分

 

 

 

仕事柄色々な介護の状況やご家族の考え方を目の当たりにします。

 

時々感じられるのが、自分の親は昔のまんまと思っている方が多い事。

 

「昔からそうしていたから」

 

って言う方がいます。

 

 

 

東北の冬は早く、明日も雪が10センチ積もる予報となっています。

 

当然気温は一桁。

 

そこまで寒くなれば暖房を入れ、電気毛布を使う人もいれば、もこもこの

暖かい冬用のパジャマに変えたりと、ほとんどの方は何かしらの寒さ対策を

していくと思います。

 

ある利用者のおばあちゃん。築年数はどれくらいなんでしょうか。家の中

より外の方が気温が高い家に住んでおられます。

 

とにかく寒いおうちなんです。

 

私たちヘルパーは防寒のブレーカー上下を来て訪問に行きますが、

そこのお宅では寒くてブレーカーを脱ぐことができません。

 

台所の床は冷たく、足から冷えていきます。

断熱材なんて入っておらず、外気がそのまま入ってきます。

 

f:id:maple-enkyorikaigo:20191119221544j:plain

 

あまりの寒さにおばあちゃんは布団の中が一番暖かいから朝早くは

起きないと言います。

 

そんな状況を何とか改善したく、娘さんに連絡をしました。

 

すると娘さんからは、

 

「母は昔からその家で生活していますので、

なんとも思っていないと思います。」

 

え。昔は若さもあり元気にしていたと思いますが、さすがに90歳

目前になれば、寒さも身に染みているはずです。

 

台所の床に何か敷いてもらえれば、少しは寒さも違うのではないか。

 

畳の上にも今は冷気をシャットアウトする敷物って売ってるので、それを一つ

敷いてくれればと思って提案します。

 

しかし寒さには強いので大丈夫だと言われます。

 

昨年ご本人は寒くないと言って暖房もつけないで寝ていたおじいちゃんが

凍死しました。

 

そういう事もあるんです。本人の意思ではなくやはり高齢になったら

暖かくしてあげなければ、残念な事になりかねません。

 

それなのに、自分の親は昔からそういう生活をしてきたからと

ぜんぜん心配しないご家族がいるんです。

 

自分は暖かいおうちにいるんです。しかし一人暮らしの母親には

昔のままでいいと言います。

 

気付いて下さい。

 

お宅のお母さんも高齢なんです

 

弱くなっているんです。

 

なんてなかなかズバッとは言えないんですよね。

 

でも少しずつ現状をご家族に伝え、悲しい結果にならないように

回避できるようにしなければなりません。

 

ただの高齢だけでなく、自分の親はボケていないというのも

同じです。

 

自分の親はいつまでも元気でしっかりしていると思っている方に

いかにして現状をお伝えするか。

 

これがまた大変な事なんです。

 

ご家族の協力があっての元気で長生きですから。

 

 

 

 

 

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村