遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

今日は7件訪問しました。

 

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今日のお仕事は各ご家庭を訪問です。

 

久々に1日に7件回りました。

 

午前4件、午後3件。

 

事業所の中でデスクワークしているより、訪問の方が好きなんです。

 

各利用者さん達、皆さん待っていて下さいます。

 

 

 

1件目はご夫婦で服薬忘れをしてしまうお宅に服薬確認や介助の

ための訪問です。

 

2件目に訪問したのが、毎日ストーブを点けるために訪問している

お宅。目が不自由となり、古いストーブの文字が見えなくなり

点火してあげます。

 

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とっても寒いおうちで、天気のいい日は外の方が暖かいくらい寒いおうちです。

 

でも今年90歳になるこのおばあちゃん。風邪一つひきません。

 

薬も何にも飲んでいません。

 

目が不自由なだけ。

 

しっかり在宅で一人暮らしをされています。

 

 

3件目にはさらに奥に行きます。

 

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このカーブはとっても事故が多いんです。

 

大きくカーブしていて滑るんです。

 

このカーブを曲がって到着したお宅。

 

本当に田舎の小さな部落のお宅です。

 

買い物もなかなか行かれません。

 

生協の宅配で食材は調達。

 

高齢のご夫婦のお宅でお掃除です。

 

そこで見たのが、

 

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ストーブの前にシイタケを干している光景。

 

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肉厚の生シイタケを干して2日目だそうです。

 

以前テレビで干しシイタケが血圧を下げる効果があると放映され、

それを見てからシイタケを欠かさず食べているって。

 

ここのおじいちゃんが脳梗塞をやったので、毎日食べさせるのには

干して冷凍しておけばいつも美味しいシイタケが食べられるから、

買い物で町に出たら少し高くても良い肉厚のシイタケは必ず買って

くるって言っていました。

 

いつでも欲しい時に欲しい物が手に入る都会の環境とは全然違い

ます。シイタケに限らず色々な食材の保存方法を知っています。

 

生活の知恵なんでしょうね。

 

教えられることが多いです。

 

そういうところが訪問の楽しさでもあります。

 

 

 

 

この後はおむつ交換したり、おじいちゃんのところで調理をしたり

一日があっという間に終わりました。

 

今私が訪問している地域は小さい田舎で、都会的なところは一切なく、

人も素朴でとっても温かい人が多い所です。

 

同じ市内でも特に田舎のこの地域が私は大好きです。

 

調理のメニューから素朴です。

 

以前街中の事業所だった時、利用者の方から

 

「カボチャのスープを作って下さいますか」

 

なんて言われたときは思わず、

 

「どうやって作るんですか」

 

って聞いた事もありました。

 

この辺はカボチャなら甘く煮てあげればみなさん喜びます。

 

焼き魚や煮物、お浸しで十分なんです。

 

東京生まれの私ですが、今はとっぷりこのど田舎に染まっています。

 

田舎の過疎地域に残る高齢者を、元気に自宅で生活できるように

これからも訪問を続け支援していきたいと思います。

 

 

 

 

 

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