遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

ヘルパー訪問中は家にいてください。

 

 

 

今日は先日契約したばかりの一人暮らしのおじいちゃんの

ところに掃除と洗濯の援助で訪問しました。

 

昨年奥様を亡くされお一人になられ、心配した娘さんが

他者との交流もかねてヘルパーの生活援助を依頼されました。

 

まず洗濯物を回しそして掃除に入ろうとしたその時

 

「じゃあ、野菜がなくなったから買い物に行ってくるから頼むな。」

 

 

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「え、それは困ります。ヘルパーを残してお出かけにならないで

下さい。ヘルパーが買い物に行くのは良いですが、ヘルパーがお留守番

はダメですよ。」

 

契約の時にご説明していますが、そんな事を覚えているはずは

ありません。

 

「そうなのか。わかったよ。」

 

笑いながら納得してくださったので良かったんですが、そういう方

多いんです。

 

別のおじいちゃん。先日訪問中に

 

「ちょっと裏に行ってくるから。」

 

と言って玄関から出て行ったおじいちゃん。

 

ヘルパーは裏のお庭に出て行ったとばかり思っていました。

 

ところが、なかなか戻って来なかったので裏を見に行くと

おじいちゃんの姿がありません。

 

ビックリしたヘルパーは事業所に電話をかけ、おじいちゃんが

いなくなってしまったと言ってきました。

 

私もビックリしてすぐにそのお宅の方まで見に行きました。

 

そしたら向こうの方から買い物袋を提げて歩いてくるおじいちゃん

を発見しました。

 

「裏に行くって言ってどこに行かれたんですか?」

 

「裏の農協に行ってきたよ。」

 

確かに裏に農協があります。

 

でもまさか買い物に行ったとは思わなかったんです。

 

そして買ってきたのが山菜で、ヘルパーがいるうちに買ってきて

調理してもらいたかった様です。

 

気持ちはわかりますが、ヘルパーが訪問中は出かけないで家の中に

いてもらうのが原則です。

 

家政婦さんならそれもありかもしれませんが、介護保険のヘルパー

はそれはできません。

 

一人暮らしの方って家を空にして買い物に行くことに不安が

あるんでしょうか。

 

ヘルパーがいてくれれば安心だと思ってくれているんでしょうか。

 

信用していただいて有難い事なんですが、万が一何かがなくなった

とか盗まれたとか言われたら、その方が大変です。

 

ですからヘルパー訪問中はお出かけにならないでくださいとお願い

しています。

 

「じゃ、行ってくるから頼むな。」

 

って、ダメダメ。

 

「ちょっと出かけてるけど勝手に入って掃除してってくれればいいから。」

 

って、ダメダメ。

 

 

 

先日床ずれの初期と言われた父。

 

電話で確認してみました。

 

「自分では見えないからわからないけど、まだ少し痛いね。でも悪く

なってるとは思わないよ。」

 

悪化はしていない様でした。昨日デイサービスでしたが、そこでも

特に何も言われなかったようですから、たいした事はなさそうです。

 

 

 

今月は両親の病院の予約がありました。

 

でも飛行機もホテルもすでにキャンセルしてしまいました。

 

このへんでは今日から学校も始まりましたが、まだ県をまたいでの

移動は自粛するように言われています。

 

次回の7月には行かれると良いんですが、どうなっているんでしょうか。

 

第2波第3波が来なければもう一息なんでしょうけど、すでに自粛に

疲れて色々な事が起こっているので、なんとなく不安です。

 

国が金銭的負担を背負ってくれたら、みんながもう少し自粛を

続けるんでしょうけど、なかなかね。

 

頑張ってよ、安部ちゃん。

 

 

 

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