遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

最初が肝心

 

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私は訪問介護事業所の管理者であり、サービス提供責任者でもあります。

 

契約をした後の初回訪問はサービス提供責任者が行います。

 

サービス提供責任者がアセスメントしたり、手順書を作成したり

訪問介護計画書の作成を行う事で初回加算をいただく事が出来ます。

 

サービス提供責任者個人が頂くんではないですよ。

 

事業所で頂きます。

 

 

初回訪問で実際にサービスを提供し、契約時に依頼された内容と

必要とされる内容がきちんとあっているか、細かい注意点は

どういうところか等いろいろと考えながら行っていきます。

 

サービス内容の事だけで事は終わりません。

 

初回訪問できちんとしなければならない事が、おもてなしを

お断りする事。

 

これが結構重要だったりします。

 

以前ブログにした事もありましたが、最初にお茶をいただいて

しまうと、利用者の皆さんは毎回お出ししなきゃならなくなるんです。

 

大変なご迷惑をおかけしてしまいます。

 

だから申し訳ないんですが頂かないで帰ります。

 

それによって次から出さないでいただければそれで良いんです。

 

しかしそうでない方もいます。

 

今日訪問した利用者さん。

 

私が初回に通院介助をして、色々なことをすべてお断りした方です。

 

この方のお宅にお掃除で訪問し、さらには引継ぎを行うため二人で

訪問しました。

 

訪問するなり、まず座ってゆっくりしなさいと言われたので、一緒に

訪問したヘルパーが、先にお掃除をさせていただきますと言った所

私に向かって、何を言ってもすべて断ってさと言われてしまいました。

 

この方にはやっぱりご理解いただけなくて、お堅い事業所という印象

が抜けない様です。

 

でも初めにこの要求を受けてしまえば、大変です。

 

前のヘルパーはやってくれたのに、何であなたはやってくれないの

 

こういう発言が頻回になってしまいます。

 

だから初回訪問するヘルパーはとっても気を使います。

 

これから長いお付き合いをさせていただくにあたり、お互いに

無理することなくサービスを継続していくために、お断りする

勇気が必要だと思います。

 

 

 

ヘルパーではありませんが、ヘルパー利用者がデイサービスを

利用していて、そこの施設の社長の子供さんが送迎車に乗って

行った事がありました。

 

最後の一人になったその利用者さんがその子供さんにアイスを

買ってあげたいから途中ちょっとコンビニによってほしいと

言い、買ってあげたそうです。

 

そしたら、その利用者が来るたびにその子供が送迎車に乗ってきて

毎回アイスやお菓子を欲しがり、結局それが嫌になりデイサービスを

やめてしまった事がありました。

 

それは特別な例かもしれませんが、一度やってしまうとその後

断りにくくなることってあると思います。

 

そういう事にならない様に、やはり最初が肝心なんです。

 

いくら憎まれ口をたたかれても。

 

 

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