遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

少しオブラートに包みましょうよ。

 

 

 

オブラート。

 

薬を飲むときに使うもの。

 

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ではない話です。

 

人との会話の中で、自分の意見を率直に述べるのもある程度は

必要な事だと思います。

 

でも、その言葉によって傷つけられる事もある意味考えられます。

 

自分の思った事を100%言ってはいけないなと思う事ってあります

よね。

 

そういう時、少しオブラートに包んだ言い方をしませんか?

 

 

 

 

先日から事業所に看護大学の実習生がきています。

 

まだ来月まで続きます。

 

学生を立派な看護師に育てるために、私たちにできる事が

あれば全力で協力していかなきゃならないと思っています。

 

そして人を育てられない様ではその事業所はダメだと思います。

 

実習生がその日の訪問内容で何を学べるか、どういう事を考え

てくれるかを私も考え、最適な実習先を提供しようとスケジュールを

組んでいきます。

 

実習先のお宅には、学生の同行がある旨を事前にお知らせし許可を

得たうえで訪問させていただきます。

 

看護学生でも調理も掃除も実習内容に組み入れます。

 

排泄介助や入浴介助といった身体介護はもちろん実際にやってもらい

いくらでも経験を積んでもらいます。

 

ただ見ているだけでは実習の意味がないと思っていますので。

 

 

 

一人暮らしのTさん宅でお掃除の援助のお手伝いをさせていただきたく、

前日に電話をしました。

 

「Tさんにお願いがあってお電話させていただきました。

明日のヘルパーの訪問に看護大学の学生さんを同行させて

頂きたいんですが、大丈夫でしょうか。」

 

「え、学生?

あーーー暑苦しい、やめてけれ(# ゚Д゚)」

 

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「あ、ごめんなさい、ご迷惑おかけしました。

すみませんでした。」

 

初めてです。こういう言い方で拒否されたのは。

 

私の人選ミスですなんですが、そんな言い方しなくてもと

思ってしまいました。

 

そしたら、いつも訪問しているヘルパーから、

 

「Tさんはこういう言い方しかできない方ですからね。」

 

この方こそ、言葉をオブラートに包めない方でした。

 

まあ人それぞれですから、拒否はあって当たり前です。

 

それはわかりますが、とっても悲しかったです。

 

でもお掃除くらいなら大丈夫かと思ってしまう私もダメですよね。

 

このTさんにとってはなんで人のうちを使うんだと思ったと思います。

それは当然です。

 

ですから事前のお願いをしたんですが、こんな言い方をされて

しまいました。

 

ショックですね。

 

 

言葉って人を喜ばせる事も多いんですが、だたのコミュニケーション

ツールとしてだけでなく、人を傷付ける事もあるという事を肝に銘じ

ていかなければならないと思います。

 

どうしても言いたいことがある時は、オブラートに包んで

他人を傷つける事が無いようにしないとね。

 

 

 

 

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