遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

おばあちゃんの病状を誰も知らない。

 

 

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今日通院介助の依頼で新規契約をした京子さん。

 

今まではバスで一人通院していました。

 

しかし年齢と共に膝の痛みが悪化し、バスに乗って通うのが

困難との事で、ヘルパーの介助と移送サービスを使いたい

との意向でした。

 

しかし本当のところは、最近少し物忘れや話のつじつまが

合わなくなってきており、認知症の疑いがあるとの事です。

 

元々京子さんの旦那さんでヘルパーの通院介助を利用されていた

ので、京子さんの事は知っていました。

 

そしてちょっと言動がおかしい事もわかっていました。

 

この数日猛暑が続きました。

 

そのさなか先日旦那さんの通院介助があったんですが、そこから

戻ったヘルパーが、

 

「奥さんの格好見てビックリしましたよ。だってシャツも着ないで

上半身はエプロンだけなんですよ。横から見たら丸見えでしたよ。」

 

みんなでビックリしましたが、今日契約で訪問した時も、息子

さんがいたにも関わらず、やはりエプロンのみ。

 

裸にエプロン。

 

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先日も見た通り、正面からは普通ですが横から見たら、なんと

丸見えでした。

 

旦那さんと二人だけの時はまだ良いとしても、来客の時くらいは

せめてシャツを着ていてほしかったです。

 

まあおばあちゃんですから、それほど目のやり場に困るという

わけではありませんが、でも・・・

 

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そして本題に入ります。

 

この京子さん、何のために病院に通院しているのか、誰も

わかりません。

 

ご本人から聞いたのは

 

「血痰が出て通い始めて今は血痰も出ていない。」

 

という事だけ。

 

息子さんも旦那さんも病名はわかりません。

 

そして薬局から頂いているお薬の名前からケアマネさんが

何の薬か調べた所、出血を止める薬を飲んでいるとの事。

 

いったいどこから出血しているのか。

 

何の病気があるのか。

 

今回は初めての介助を私が行くことになりました。

 

そして息子さんからは、ご本人がいない所で何の病気が

あるのか医師に聞いてきてほしいと言われました。

 

今まで一人で通院し、自分が何で薬を飲んでいたのか、

何の治療をしているのか、それも理解しないで病院に

通っていたようです。

 

今回通院介助を行う事で、しっかりとした治療の意図もわかる

と思いますし、ご本人にも病識をもって治療してほしいと

思っています。

 

薬の飲み方もおかしく、とっくになくなっているはずの薬が

まだあったりしますので、お薬の一包化を勧めました。でも、

 

「まだそこまでしなくてもいい。」

 

と言われ、やはり他人に言われたくない感じでした。

 

今回の通院介助を機にご家族とすれば、もう少し夫婦に関わって

見届けをしてほしいと思われたのではないでしょうか。

 

通院時だけの関りでは日常生活まではわかりませんが、

病状を把握し悪化防止につながれば、それだけでも良いのかな

と思います。

 

 

 

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