遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

もう一人の大切な人が静かに眠りにつきました。

 

 

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今日私のもう一人の大切な人が、静かに眠りにつきました。

 

それは主人のお父さんです。

 

義兄夫婦が介護していました。

 

体調を崩し入院したのが2週間前でした。

 

ほぼ老衰です。94歳の大往生でした。

 

今朝連絡が入り、一度持ち直しましたがやはり力尽きて

しまいました。

 

でも自然とスーッと息を引き取ったそうです。

 

 

 

おじいちゃんはショートステイに行っても、デイサービスに行っても

食事を拒否しがちで、「いらない、食べたくない、ムカムカする」

と言って食べようとしません。

 

しかし家で義姉が上手に食べさせれば、準備した分はほとんど

完食していました。

 

 

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完食していたのではなく、させていたんです。

 

だからいつもショートステイに行ってくると、げっそり痩せて帰って

来るんです。

 

いくら専門職でも無理強いすることは難しかったんでしょう。

 

家だと有無を言わせずに口に入れれば、ゴクンと飲み込み、

嘔吐する事もありません。

 

外では甘えて食べたくないと言っている感じでした。

 

今回の入院も脱水気味という事でしたが、本人が拒否すると

無理には食べさせず、飲ませず、食事を下げてしまっていたようです。

 

コロナの影響で面会ができず、食事や水分を義姉が介助していたら

こんな事にはならなかったような気がします。

 

義姉もそう思っています。

 

コロナで感染を起こすのも確かに怖い事ですが、家族の介助で

食事を摂らせることができるのなら、個室対応で受け入れ

してくれればよかったのにと思います。

 

こんなところにもコロナのせいでという事が起こって

いたんです。

 

でもおじいちゃんは頑張りました。

 

本当にお疲れ様でした。

 

自分で会社を大きくして、会長になっていたおじいちゃん。

 

誰もが尊敬するおじいちゃんでした。偉大でした。

 

 

そして、おじいちゃんを介護してくれた義兄夫婦には感謝

致します。有難うございました。

 

どれだけのご苦労があったか、痛いほどわかります。

 

 

明日最後のお別れをします。

 

葬儀は改めて来週に行います。

 

 

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