また昨日の続きです。
今朝のイサムさん、どうなっていたのか。
布団の上のホットカーペットで失禁があったんでしょうか。
玄関から訪問の挨拶をすると、居間から元気な返答がありました。
良かった、元気そうです。
居間に入ってイサムさんを見てビックリです。
ストーブの前に横になり、下半身は何も見に付けておらず。
「あら~、脱いじゃったんですか。汚しましたか?」
「ああ」
「熱いお湯で拭きますよ。」
「拭かなくてもいい。」
「ダメですよ。お風呂にも入らないんだから。お湯を準備しますよ。」
「ああ」
準備してしまえば拒否もありません。
熱いタオルでまず顔を拭いた時点で気持ちがよさそう。
「お尻拭きますよ。」
そういって熱いタオルをあててあげると、
「あ、いいな~」
「さっぱりするでしょ。今日は便は出ましたか?」
「出た。」
「どこでしたの?」
「トイレ」
はいてた紙パンツに便の付着があったので、排便はあった様子。
ただパンツに尿はしていない。ん?
まさか、やっぱりホットカーペットの上で?
お尻をきれいにして紙パンツを交換してから、寝室を見に行きました。
ホットカーペットに汚れは無く、臭いもしない。
ふと押入れの下段を見ると、ごみ箱の中に黄色い液体が。
はは~ん。ゴミ箱に排尿したんですね。
ゴミ箱に排尿。これはよくあります。
おばあちゃんでもあります。
ゴミ箱って意外と排尿しやすいんだそうです。
大きさと言い、高さと言いなぜかベストサイズとの事。
お尻がうまくゴミ箱に乗るんですね。
おしっこもこぼれずにゴミ箱に入るんです。きっと。
イサムさんにも言ってみました。
「ゴミ箱にしないで尿器を準備しましょうよ。」
「いらないいらない。自分で片付けるからそのままにしておけ。」
「まだ自分で捨てられないでしょう。両手で歩行器押して、どうやって
ゴミ箱持つんですか。ヘルパーが捨てる事は何にも問題ないですよ。
ただゴミ箱だからね。」
「バケツでもなんでもいいんだ。」
やっぱり。
なぜか寝る部屋にポータブルトイレを置く事にも抵抗がある人って
多いんです。
認知症で排泄が困難になったおばあちゃんにベッドの脇にポータブル
トイレの設置をしようとすると、「どこに寝床にトイレを置く人がいるんだ」
と言って怒ります。
何故かゴミ箱に排泄する方って意外と多いんです。
全然稀じゃありません。
まあ、イサムさんは自分のカーペットには失禁しませんでした。
良かったです。
どうなる事かと思いました。
これから毎日朝は全身清拭してきれいにします。
もちろん排泄で汚れたままにはしません。
自宅で入浴できなくても、毎日きれいにしてあげればそれで
大丈夫。
頑固なイサムさんが
「今日はどうも有難う。また明日来るか?」
ですって。
訪問開始した時は難しい表情でしたが、帰るころには表情も
和らぎ素直なイサムさんになっていました。
何とかイサムさんの在宅生活を支えられそうです。
そうそう、犬。
朝はいたんです。ところが午後から調理で訪問した時、逃げていなく
なっていました。
これは困りました。
犬って帰ってきますよね。
明日訪問した時帰ってきてたら、ヘルパーは車から降りる事ができなく
なります。
私は明日公休日なので、犬が帰ってきていた時にSOSを出して来て
もらう人を頼んでおきました。
それで捕まえてもらえたら良いんですが。
イサムさんの心配は無くなりましたが、犬の心配だけは
まだまだ続きそうです。
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