遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

次々と入所してしまう

 

 

 

 

今回の年末年始は今までにない寒波と大雪で、大変な思いをしました。

 

過去形ではないか。まだ続いていますから。

 

我が職場の本体は特養。それ以外にグループホームも隣接しています。

 

この年末年始に3人の方が急変し、退所されました。

 

どちらの施設も入所するためにはまず申し込みをしていただいて、

空床が出たら、入所判定委員会を開いて次の入所者を決定します。

 

グループホームは認知症対応型で特養のような最初から寝たきりの

方はいません。

 

しかし何年もの間には徐々に低下していき、特養入所の対象となるような

方も出てきます。

 

今回特養に空きが出たので、まずはグループホームでは困難となった方が

特養の方に移ってもらう事にしました。

 

そしてグループホームの方には申し込みされている方の中から

決定していきます。

 

普通は。

 

しかし、今回なぜかグループホームに申し込みもしていないヘルパー

利用者に白羽の矢が立ちました。

 

ちょっと言葉が悪かったでしょうか。

 

犠牲者ではないんですけど。

 

でも何で?

 

申し込みされている方たちにお声をかけさせていただいたところ、

なぜか入所を承諾してくれる方がいなかったそうです。

 

ご本人が絶対に嫌だという様です。

 

大体申し込みはご家族がします。

 

ご本人の承諾なしに。

 

グループホームに申し込みされている方達は、お身体は比較的

お元気です。そして認知症という病識がご本人たちにはありません。

 

だからなぜ自分が施設に入らなきゃならないのかと言われます。

 

そんな事で、今回はどなたもまだ入所したくないと言われた様なんです。

 

そうなると施設をあけておけないので、ケアマネさん達が誰かいないかと

必死になって入所してくれそうな人を探します。

 

 

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今回のこのヘルパー利用者さんは、毎日服薬介助で訪問している

一人暮らしの方です。

 

この寒い中、訪問すると暖房もつけずに布団の中にもぐっています。

 

ストーブを点けると室温がマイナス5度と表示されビックリします。

 

水道はもちろん凍結。

 

そんな状況をいつもケアマネさんに話をしていたので、これはと思ったんだと

思います。

 

お嫁さんも同じ法人の職員さんだったので、早速打診してみました。

 

そしたら、すぐに承諾そのまま面談する事になり早くも明日の入所に

なってしまいました。

 

当の本人は拒否です。

 

でも強引に決まってしまいました。

 

また、毎日訪問の利用者さんが急にいなくなってしまいました。

 

基本的に在宅サービスを多く使っている方が入所には有利です。

 

それだけ介護が必要という事ですからね。

 

でも私たちの大切な利用者さんを突然奪われるとなんだかぽっかり

穴が開いてしまいます。

 

グループホームに入所すれば、暖かいお部屋で過ごす事ができるし

栄養面でも心配がなくなるので、ご家族にとっては安心して任せ

られます。

 

だから周りからすればとっても良い事なんです。

 

ご本人は大変なご立腹です。

 

明日またひと悶着あるような気はします。

 

でも良いところなので、安心して過ごしてもらえれば私たちも

嬉しいです。

 

今までお世話になりました。お元気でお過ごしください。

 

 

 

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