遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

すみません。ヘルパーはシェフではありません。

 

 

 

 

最近新規契約をした一人暮らしの男性。

 

まだ70代の若い利用者さんです。

 

抗がん剤の副作用で具合が悪く、食事が喉を通りません。

 

自分で食事の準備ができないとの事で、調理の依頼が来ました。

 

少しでも食べたいものを食べていただきたかったので、訪問時に

ご希望の物があればおっしゃって下さいと言いました。

 

そしたら「ハンバーグを食べたい」と言われひき肉を購入して

おられ、早速調理してお出ししました。

 

その時は何も言われなかったんですが、後になってから

 

「付け合わせが付いてなかった。」

 

とご不満を言われました。

 

「普通はブロッコリーやニンジンが飾ってあるだろう。」

 

普通はって言われました。

 

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どちらかのレストランで出てくるハンバーグステーキのような

イメージを持たれていたんです。

 

またある時は鍋にしてほしいと言われ、鍋の具材もスープもすべて

セットになったものを準備されていました。

 

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それを調理した次の訪問時に

 

「この前の鍋はまずくて食べられなかった。鍋を作った事がない

人みたいだ。俺が作ったよりまずい。」

 

と言われた様です。

 

私たちヘルパーはただのヘルパーであって高級レストランのシェフ

ではありません。

 

私たちに何を求めているんでしょうか。

 

食べられるものを食べていただきたいとは思っています。

 

でもシェフのような味と盛り付けはできません。

 

私たちはこのままこの方の訪問を継続できるのか不安になって

きました。

 

ご辞退申し上げたらいいのか、継続して良いのか。

 

明日ケアマネさんと一緒に訪問して、本心をお聞き

します。

 

何て言われるんでしょうか。ちょっと怖いです。

 

 

 

 

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