お体の不自由な高齢者が最も掃除に困るのが、お風呂と
トイレです。
掃除機がかけられなくてもコロコロやモップがあれば
自分でできます。
でもお風呂とトイレのお掃除はは膝が不自由だったりするとしゃがむ
事も出来ず、困難な部分となります。
そのできないところをお手伝いするのがヘルパーの仕事です。
まだ70代の若い利用者Eさん。
滑って転んで膝を痛めてしまい、お掃除を依頼されました。
3か月近く入院され、その間は旦那様がお一人で家にいらした
んですが、やっぱりトイレ掃除の部分がなかなか難しかったのか、
初めて訪問した時はさぼったリングができていました。
さてさぼったリングを落とそうとしたら、トイレブラシが劣化して
ほとんど使い物にならない状態だったんです。
「すみません、トイレブラシが・・・」
「あ、私トイレブラシ使った事無いのよ。」
「え?じゃあ何でトイレ掃除をされていたんですか?」
「素手よ。」
「そうなんですか。」
「自分のトイレだもの。手袋も使わないわよ。」
「ごめんね。そうよね。今度は準備しておくからね。」
そこに置いてあったのが、食器洗い用のスポンジでした。
自分ではスポンジを素手にもち便器の水がたまっているところに
手を入れて、きれいに洗っていたんです。
さすがにそれをやってとは言われませんでしたが、ちょっと
ビックリしました。
でも言われたんです。
「よその家のトイレ掃除なんか良くできるね。凄い凄い。」
自分の家のトイレだからできる事であって、他人の家のトイレ
掃除するなんてすごい事だと言うんです。
素手でスポンジではできませんが、ちゃんと手袋を着用して
トイレブラシや、クイックルシートが準備されていたら、
普通にできますよ。
そうですね、最近はトイレ掃除にバケツと雑巾っていうご家庭
ほとんど無くなりました。
今は良いものができて、ほとんどの家にトイレクイックルが
ありますね。
高齢者の所でも若い方達が準備してくれたりしてます。
最高齢の97歳のおじいちゃん宅にもありますからね。
でもどうしてもお身体が不自由で毎回トイレを失敗するような
方の所は、娘さんが大量のウエスを準備してくださって、その
まま捨てて下さいっていうところもあります。
ペット用のおしっこシートを敷いてる方もいます。
いずれ最近はどこのお宅でもトイレがきれいになってきました。
ひどいところはほんの1~2件程度です。
私たちが訪問している所はです。
最初ひどくても定期的にお掃除してあげれば、いつもきれいな
トイレを保つことはできます。
だから、私たちはトイレ掃除を苦に思うことなくお掃除する事が
出来ています。
全然大丈夫ですから、気にしないでください。
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