これは介護者である息子さんが、本当にお気の毒だった話です。
このおばあちゃんは旦那さん(おじいちゃん)が亡くなった時から
少しずつ認知症が現れてきたそうです。
息子さんがご相談に見えた時、もうどうしようもない状態で
助けを求めにきたという感じだった様です。
認知症状が排泄の方に強く現れ、トイレに行くことができなくなって
しまいました。
布のパンツでは家中排泄物で汚してしまいます。
そこで相談を受けたケアマネさんが、リハビリパンツを何枚か
お渡しし、それを着用してもらう事から始めてもらいました。
そしてヘルパーの訪問を入れる事で、息子さんの不在中にパンツの
交換と汚れの処理をやってみる事にしました。
初めてケアマネさんがここのお宅に訪問した時、おばあちゃんが
いつも座ってるソファーにピッタリ付けてポータブルが設置して
あったそうです。
とにかくトイレに行きたくなったら、ポータブルにするように
したんだと思います。
しかし私たちが訪問しても、ポータブルを使用した形跡はほとんど
ありません。
すでに尿意があるのかないのかもわかりません。
ほとんど出てしまっている状態です。
でも濡れてしまった事はわかるので、パンツをすぐに脱いでしまいます。
そしてまたそのまま排泄してしまいます。
こんな状態で一日一人でいたら、息子さんが帰宅した時
さぞ大変状況だっただろうなと思います。
普段温厚な息子さんでも、さすがに毎日が同じような事に
なっていたら、おばあちゃんを怒りたくなるのもわかります。
そしてとうとう、おばあちゃんは排泄物を隠すことを考えるようになって
しまいました。
パンツ交換を行い、着替えをしてきれいになった後に、ポータブル
トイレの確認をしたところ、ポータブルの中にあるはずのバケツ
部分がありません。
更にバケツが無いままに排泄してしまっていました。
当然床が汚れてしまっています。
バケツ部分はいったいどこに?
何とか別のお部屋で見つけましたが、バケツの中に自分の衣類をいれて
いたんです。
何を考えてこんなことをしたのかと思ったら、バケツの中にも排便し
その便を息子さんにみられれないように衣類で隠したんだと思います。
ポータブルに排便すれば、怒るどころか褒められたと思いますが、
おばあちゃんにしたら、また怒られると思ったんでしょうね。
便の上に衣類をのせてしまって、またそれをみた息子さんは愕然と
してしまうでしょう。
私たちはこんなお二人に、何を提案しどう対処すればいいと助言したら
良いんでしょうか。
改めて息子さんにお時間を作ってもらって、今後の事について援助
内容に対する提案をさせて頂こうと思います。
息子さんはどのように判断されるのか、このまま在宅で介護を
続けていくのか聞きながら、ケアマネさんとも相談して息子さんが
希望する介護の形を決めていきたいと思います。
毎日が大変な息子さんを、早く少しでも楽になってもらうために
私たちは支援していきます。
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