遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

父が週1回受けていた注射

 

 

 

 

父から相談の電話が来ました。

 

何かと思ったら、週1回往診の時に受けている注射の継続に

ついてでした。

 

「あのね、毎週往診の時に痛み止めの注射を受けていたでしょ。

最近痛みが良くなったから、そろそろ注射をやめても良いんじゃ

ないかと思ってお医者さんに相談したんだよね。」

 

「痛み良くなって良かったね。」

 

「そしたらね、注射は痛み止めじゃなくて、骨粗鬆症の注射だったんだ

って。この注射はとってもお金がかかるんだよ。だからそろそろ

止めても良いんじゃないかと思うんだけど、どう思う?」

 

「そうか。痛み止めじゃなかったんだね。お父さんの腰痛はさ、いつも

圧迫骨折で痛くなるんだよね。」

 

「え?骨折だったかな。」

 

「そうよ。だから繰り返さない様に骨を丈夫にするための注射なんだよ。

それで注射の効果で骨も少しは丈夫になったから腰痛も良くなったん

じゃないの?」

 

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「そうなのかね。」

 

「だからさ、本当は続けた方が良いと思うよ。」

 

「だんだんお金が無くなってきちゃったから、考えちゃうんだよね。」

 

「私お金送るよ。だから注射続けて。」

 

「まだそこまでお金がないわけじゃないけどね。」

 

「注射やめてまた骨折したら、また痛みとの戦いになっちゃうよ。」

 

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「そうか。わかった。いままで、台所に行っても冷蔵庫から物を出す

事が出来なかったんだけど、それができるようになったから、お母さん

の負担が半分にはなったと思うよ。」

 

「じゃあ注射の効果があったって事だね。」

 

「そうなんだね。」

 

ということで、毎週受けていた注射は骨粗鬆症の注射だったんです。

 

利用者さんにも毎週整形外科に通って注射を受けている人がいます。

 

それを病院に行かないで、自宅でやってもらえるなんて、こんなに

有難い事はありません。

 

その分やっぱりお金はかかります。当然です。

 

父が安心して注射を受けられるように私が支払いをしても良いのに、

やっぱり娘に迷惑をかけたくないと思うんでしょうね。

 

今は上京できないのでその分のお金があると思えば、注射代金なんて

たかがしれています。

 

これからも注射は続けてもらって、父の動きが少しでも良くなれば

父自身が楽になると思いますので、やめないでほしいと思いました。

 

 

 

 

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