私の勤務する事業所のある地域は、市町村合併の前はほんの
小さな町でした。
今は合併で町ではなく市になりましたが、住んでいる人達は
市になったって何一つ代わってはいません。
素朴ないつも自然体で飾らない人間性がとっても良い集落
なんです。
私たちの事業所の利用者さんは町内の高齢者が90%をしめて
いました。
しかしここ最近は市の中心地にある事業所のケアマネさんから
新規の依頼が結構あり、断る理由もありませんからお受けして
います。
そこで利用者さんの地域性の違いというか、町内ではあまり
見たことのない利用者さんにビックリする事があります。
それが今回のようなお金の使い方の違いです。
町内の高齢者は多くは農業で生計を立てておられた方が多く
お金も裕福といえるような状況ではないです。
でもけっしてお金に困っているわけではありません。
普通に生活しています。
ところが市の中心部で生活している方たちは、農業の方もおられ
ますが、そうでない方も多く、亡くなった旦那さんの年金が途轍もなく
高くお金をどう使おうかという方に出会う事が多いんです。
「私は若い時からお金に不自由したことがないの。」
って、うらやましい限りです。
そういうおばあちゃんは、自分のできなくなったことを、手伝って
くれている近所のお母さんたちに、お礼として週5000円を渡して
いたりします。
私たちは買い物援助で訪問していますが、お惣菜をなんでも良いから
選んで買ってきてと言われ、そのお惣菜も近所のお母さんたちに
あげてしまいます。
私たちは誰のために買い物をしているんでしょうか。
おばあちゃんが食べる物を購入するのが本当なのに。
そしてさらには、他の近所のお母さんにも買い物を頼んでおり、
その人には大量のお菓子を頼んで買ってもらい、それを私たちに
持たせてくれていたんです。
もちろん買い物をしてくれたお母さんにもお礼のお金を渡すんです。
自分のためにはほとんどお金を使っていません。
私も東京生まれで都会育ちです。
東京にいる時はまだ高齢者との付き合いも無かったので、都会の
高齢者の事はよくわかりませんけど、やっぱりこんな感じの人が
多いんでしょうか。
ちなみに私の両親は違います。
私は町の素朴な高齢者に慣れてしまったので、今回のような
高齢者には少し違和感を感じますけど、でもそれがその人の
お金の使い方なんでしょうね。
私は自分のお金は自分のために使いたいと思います。
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