遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

急に来た姑の認知症

 

 

 

 

私の母の認知症は約13年前から始まりました。

 

娘の産後に我が家に手伝いに来てくれた時に異変を感じました。

 

お昼は何が食べたいかを聞かれたので、娘は大好きな卵どんぶり

が食べたいと母に言いました。

 

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誰でも作れる簡単な物です。

 

そして出てきた昼食が、いり卵丼だったんです。

 

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料理が得意な母が違うものを作りました。

 

そこから徐々に認知症が進行していったんです。

 

でもあれから13年たっています。

 

ゆっくりゆっくり進んでいったと思います。

 

今は90歳も過ぎましたから、認知症があって当たり前です。

 

まあ、可愛い認知症ですよ。

 

ちなみに今日も電話には出てくれませんでした。

 

 

 

今日たまたま以前同職していた職員と会いました。

 

同じような年齢ですから、親も同じくらいの年齢です。

 

「お姑さんどうしてる?」

 

「ちょっと、大変よ。急に認知症になっちゃったのよ。」

 

「急にって何?」

 

「朝起きたらコップにカボチャを詰めてたのよ。ビックリしたわよ。」

 

「えーー。それはビックリしたね。」

 

「もっとビックリしたのが、犬に自分の朝の薬を飲ませてたのよ。

降圧剤と、認知症の薬をさ。」

 

「ワンコは大丈夫だったの?」

 

「何にも症状は出なかったから、たぶん大丈夫だと思う。」

 

「これからも注意しないと。ワンコは家の中で放し飼いなの?」

 

「そう。自由にしてるのよ。犬じゃなくてばばをケージに入れなきゃ

ならないかと思ったよ。やらないけど。」

 

「そうよね。ワンコをケージに入れても、ばばが薬を飲ませたら

飲んじゃうもんね。」

 

「薬の自己管理は止めさせなきゃ。」

 

「ほんとに急にこうなるんだと思ったわよ。」

 

「そうか、うちはゆっくり進んでいったから、そんなに困る事も

無かったのよね。」

 

「良いわね。これが現実よ。」

 

彼女の姑さんは昨日までなんともなく普通だったのに、次の日の朝

突然カボチャ事件があったそうです。

 

おかしいと思って旦那さんがすぐに病院に連れて行って検査をして

もらったら、脳血管性認知症と診断されたそうです。

 

そしてすぐに薬が処方されたそうで、旦那さんが服薬で少しは良くなり

ますかと聞いたら、医師からは無理でしょうと言われたと言っていました。

 

介護職の私たちが、家に帰っても介護生活になるととっても疲れる

そうです。

 

仕事でもお風呂に入れて、家に帰ってもお風呂に入れて。

 

私は離れているからできませんが、同居の家族が認知症になったり

寝たきりになったら大変です。

 

他の家族は、母さんができるから母さんにやってもらうと。当然の

様に思います。

 

やる方の身にもなってほしいと言っていました。

 

自分ができない事はないけど、でも家に帰ってきても介護じゃ、

体が休まらないし、もたないから、旦那さんに施設に入れてと

願ったそうです。

 

仕事は何であっても、やはり家に認知症の高齢者がいる事は

大変な事です。

 

施設を含めて介護保険制度を上手に使って、大切なご家族が安心して

老後を過ごせるようにしてあげたら良いと思います。

 

 

 

 

 

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