遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

自分のための貯蓄が自分のためにならない日本の制度

 

 

 

私たち在宅生活を支える介護職は、自分の将来はどういう風に

したら良いのかを真剣に考えます。

 

色々な事例を目の当たりにしているだけに、自分はこうしたいと

考えさせられる事が結構あるんです。

 

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大半の意見は、在宅で子供に迷惑はかけられないと思います。

 

私自身もそう思います。

 

「そして自分が動けなくなったら、さっさと施設に入れてちょうだい」

 

こうなります。

 

ここで今回私がぶち当たっている問題が顔を出します。

 

「私がボケたら私の貯金を下ろしてグループホームにさっさと

入れてちょうだい。」

 

これができないという事です。

 

認知症にならずに動けなくなった時、これはそれ程苦労なく

お金も引き出して施設に入所する事が可能なのかもしれません。

 

何とかして自分も銀行に行けば良いんですから。

 

ところが認知症になってしまうと、自分でためた自分のお金を

自分でもおろせず家族にもおろせず、入所のための費用を確保

する事ができなくなるんです。

 

結局認知症の親をグループホームに入れるとしたら、親のお金は

全く使えず、子どもが負担しなきゃならなくなるという事です。

 

そんな事ってありますか。

 

制度を決めているのが、認知症じゃない人が決めるので、認知症の

人の気持ちがわからないんです。←そう思ってしまいます

 

自分のためたお金を自分の好きに使えない制度ってどうなんでしょうか。

 

親のお金を親の意思を無視して使いこんでしまう人間がいるのは

確かです。

 

そういう人とまっとうな使い方をしようとしている人を一緒にしないで

もらいたいです。

 

認知症の人の資産はその人が亡くなってから法定相続人がうけとれば

良いという事なんでしょう。

 

亡くなってから受け取ってどうするんですか。

 

貯金した本人が生きていくのに使わなかったら、その人が蓄えた意味が

無いじゃないですか。

 

今私たち兄弟は法定後見制度と戦っています。

 

母が自分のために蓄えたお金で母らしい人らしい生活をこれからも

送っていくために。

 

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それをとことん邪魔をするのが法定後見制度です。

 

莫大な書類をそろえ裁判所に行き、弟が後見人になれるように

やるしかないんです。

 

これがやれる人はまだ良いです。

 

やれない人は沢山いると思います。

 

そうなれば親が施設入所を望んでも入れてあげられないという事に

なってしまいます。

 

高齢の親をずっと自宅で見てくのは並大抵の事ではありません。

 

それを嫌と言うほど知っているからこそ、この制度と戦わなければ

ならないんです。

 

親族が後見人になるとその負担が大きくて適切に行えるかわからないため

第三者に後見人が選出される場合が多いようです。

 

それが楽なのかもしれませんが、それだってお金があればの事です。

 

その後見人に支払いが発生する事になるんですから。

 

だから弟はそんな無駄なお金も節約するために大変な努力をしているんです。

 

辛いですね。

 

もうすこし簡単にならないものでしょうか。

 

裁判所が絡むという事はこういう事なんでしょね。

 

 

 

たんす貯金が一番なのかも。

 

誰にも邪魔されずに自分のお金を使えるから。

 

だってさ、自分が将来認知症になるなんて誰も思いませんよ。

 

銀行にあずけちゃったら誰にもおろせなくなっちゃうかもよ。

 

さあ、大変。

 

 

 

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