昨日郵送した父のスマホが午後には弟の所に到着し、
夕方には父のいる施設に届けられました。
まだ仕事中の私のところに、父のスマホからのライン電話が
きました。
それもビデオ通話で。
ビックリしました。
施設の男性職員さんの姿が映りました。
「あ、どうも初めまして。職員の○○です。」
そして父の顔も見えました。
でもその父は自分の顔が私に見られているとは思っていません。
きょとんとしていました。
「もしもし、聞こえる？」
手を振ってみました。
「はい、聞こえます。」
って電話を耳に当ててしまったので、画面は真っ暗。
ビデオ通話だとわかっていないし、職員さんも説明してくれません。
ダメだこりゃ。
久しぶりに見た父は、入院当初よりはふっくらし、言葉もはっきり
していました。
弟から電話を受け取りましたが、私が作成した取説は見ていないようでした。
ただ職員さんにかけてもらっただけの様です。
そして、
「腰がいたくて横になりたくなったから、良くなったらちゃんと
説明書も見てみるからね、ごめんね。」
って言いました。
「良いよ。急がなくても。ゆっくり説明書見てね。」
「じゃあね。」
父との会話はこれだけでした。
でも何か月ぶりかで父とも話しをしました。
あの気弱になっていた父とは少し違います。
初めてのスマホを勉強しようとしていました。
父は大丈夫です。
時間はかかるかもしれませんが、きっと自分で電話をかけてくれると
思います。
ゆっくり待ちたいと思います。
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