遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

個人病院が相次ぐ閉院に

 

 

 

 

ここは県内では2番目に大きい市ではありますが、そう言っても

東北の小さな町です。

 

今心配なのが、個人病院の閉院が続いている事です。

 

市立総合病院もあります。でもここでも医師不足で大変な状況

なんです。

 

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具合が悪くなれば、まずは近隣の個人病院に行き、そこからの

紹介状があって初めて総合病院で診てもらう事になります。

 

それは田舎だけではないかもしれません。

 

しかしその個人病院が医師の高齢化により閉院してしまうんです。

 

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先日は息子先生が新しい病院をオープンさせたと思ったら、ほんの

数か月で今はしまっています。

 

そこは耳鼻科の個人病院ですから、おそらく患者さんからコロナに

感染してしまって、再開できないでいるのではないかと、もっぱらの

噂です。

 

数える程しかない個人病院が次々と閉院したら、やってる個人病院に

患者さんが集中して大変な事になってしまいます。

 

私たちはへき地に住む高齢者を病院に連れて行く通院介助を行って

いますので、ここがダメならどこにすると、毎日話がつきません。

 

総合病院の中でも医師によっては病棟にベッドを持っていない

若い医師がいます。

 

その医師が主治医の場合、そろそろ入院の可能性があると判断された時は

他の病院に紹介状が出されます。

 

何のために総合病院にかかっていたのかわかりません。

 

総合病院は治療をする病院です。

 

紹介状を貰っていく病院はそういう病院ではありません。

 

あとこのまま病院で過ごした方が良いと判断された高齢者が行く

病院です。

 

それでも家族は有難いと思っています。

 

でも介助している私たちは、治療して元気にしてもらって家で生活

してほしいわけです。

 

ですから、その医師に転院の話をされるととっても切ないです。

 

個人病院で診てもらって、総合病院に紹介されて、その次は

医療が必要な場合は転院してずっとそこにいます。

 

個人病院では往診に来てくれるところもあります。

 

そういう病院がどんどん閉院していくんです。

 

地方で在宅医療をやりたいっていう若い医師はいないもんでしょうか。

 

 

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ドクターXでもよくやりますが、地方の病院に勤務する事が

左遷の様に描かれるじゃないですか。

 

地方では最先端の医療ができないからですか?

 

同じ人間の治療なんですけど、地方は嫌ですか?

 

過疎化で人口も減っていますから、病院もどんどん縮小です。

 

困った世の中です。

 

 

 

 

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