脳梗塞や脳出血によって言語中枢にダメージを受けると、
言葉が上手く発せなくなります。
でもリハビリによってはだいぶ回復されます。
先日通院介助の利用者さんと話をした時、面白い話を
してくださいました。
まだ70になったばかりの若い利用者さんです。
その方は後遺症で言語に少し不自由があります。
でも私たちは普通に聞き取る事が出来ます。
随分努力をしてここまで回復されたと言っていました。
体には大きな麻痺も残らなかったので、冬には敷地内の除雪も
頑張られていたようです。
しかしこの狭い田舎の小さな部落では、そんな言語の障害を馬鹿に
するようなお年寄りがいるんだそうです。
理解できないんですね。
回覧板を持ってくるだけでも嫌味を言っていったりする人が
いるんだそうです。
「嫌な人が来た時はね、私女優になるの。」
「女優ですか?」
「私の言葉って皆さんはちゃんと聞き取って下さるけど、
普通の人たちは分からないみたいなんですよ。だからわざと
さらに聞き取れない様に言うのね。そうするとさっさと帰るわよ。」
「へえー-凄い事考えましたね。」
「〇△#✕?△✕〇」
「えー-」
「そうするとね、逃げて行くわよ。」
失語で困っている方は、どうしても話す事を控えがちになる
人が多いのに、この方はそれを武器にしていました。
それってすごく勇気がいる事でしょうし、なかなかできない
事だと思います。
障害を隠さないで前面に出して行くことって大変な事ですよ。
それも結構前向きにとらえているところが凄いなと思います。
不自由なところを馬鹿にしたりするのはよくありません。
そういう事の啓発でもあるんでしょうか。
色々な事を自分の努力で改善してきた利用者さんですので、
これからも応援して、末永い在宅生活を送ってほしいです。
これからも女優を演じて下さいね。
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