遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

賢く元気な90歳のおばあちゃん

 

 

 

自宅の玄関先でドーンとしりもちをついてしまい、恥骨骨折を

してしまったおばあちゃん。

 

 

このおばあちゃんは同じ敷地内に若い人達の新居がありますが、

自分は住み慣れた古い家が良いと言って新居にはいかず、長年

暮らした場所に一人で生活していました。

 

とっても元気で他人の世話にならない様になんでも自分でやって

きましたが、今回の骨折ではどうしても痛みが邪魔をして、思う

様に動けず、家族にも迷惑をかけていると思っています。

 

ご家族は誰も迷惑だなんて思っていません。

 

いつまでも元気でいてほしいから、無理をしないでほしいと

思っています。

 

でも元々畑仕事が生きがいだったおばあちゃんですから、じっと

している事ができません。

 

 

何とかして畑に行こうと頑張られます。

 

おばあちゃんが畑に行く時には畑用の衣類に着替えていきます。

 

ある日その衣類がどこを探しても無かったそうです。

 

おばあちゃんは思いました。

 

これは畑に行かない様に服を捨てたな。

 

でもおばあちゃんは若い人達に、捨てただろうとか一切

言わないそうです。

 

若い人達のやった事には一切逆らわない事にしているって。

 

本当は、本心は、腹の中が煮えくり返るくらいだって。

 

でも黙ってるって。

 

若い人達と一緒にいるという事は有難い事だし、関係を維持して

行くためには何も言わない事だって。

 

凄いと思いました。

 

このおばあちゃんはご家族みんなから大事にされて、小学校のひ孫さんは

学校から帰ると必ずおばあちゃんの所に「ただいま」を言いに来るし

孫夫婦も同じで毎日声をかけに来るって。

 

 

結局はおばあちゃんの作戦勝ちです。

 

ちょっとした我慢がみんなを円満にしています。

 

もちろんおばあちゃん本人も同じです。

 

こういう家族が理想ですね。

 

お互いに相手の気持ちを考えて理解することです。

 

自分の考えを押し付けるのではありません。

 

 

 

でも実際にはこういう家族は少数のような気がします。

 

いつもお互いの考えがすれ違い、全く歯車がかみ合いません。

 

それでは上手くいくはずがありません。

 

おばあちゃんの考えを見習って、可愛いおばあちゃになれたら

きっと自分も幸せになれると思います。

 

自分が家長だなんて威張っていたら、誰もいう事を聞かなく

なってしまいますからね。

 

賢く生きましょう。

 

 

 

 

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