遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

家族には笑えない認知症の行動

 

 

 

 

認知症を発症してまもなくは、家族もその行動を受け入れる事が

なかなかできません。

 

だからおかしな行動をすると、つい怒りたくなってしまいます。

 

家族だと本気で腹が立つんでしょうね。

 

でも病気がそうさせる事なので、怒った所でやらなくなるわけでは

ありません。

 

 

 

他人には笑えても家族は腹が立つ行動を紹介します。

 

皆さんは笑えますか。腹が立ちますか。

 

 

 

今まで何もなかったおじいちゃんです。

 

お風呂に入ったおじいちゃんが、なかなかお風呂から出てこない

から、男の孫さんがお風呂場を見に行きました。

 

孫さんが見たのはお風呂の蓋を体に巻いて立っていたおじいちゃん

でした。

 

 

「母さん、大変だ。おじいちゃんがおかしくなっちゃったぞ。」

 

えー-。ちょっと何やってるのよ。お風呂の蓋を巻いて何してるのよ。」

 

おじいちゃんはお風呂の入り方がわからなくなってしまっていたんです。

 

認知症の始まりだったんでしょうね。

 

怒ってもしょうがないんです。わからないんですからね。

 

このおじいちゃん、ワンコの散歩が日課だったんです。

 

 

いつもの様に散歩に行くため、つないでいる鎖を外して散歩用の

紐に付け替えるんですが、お爺ちゃんがつけたのが、車のバッテリー

が上がった時のケーブルをワンコの首輪に付けていたんです。

 

 

「おじいちゃん、それ違うでしょ。何してるのよ。」

 

「いい加減にしなさいよ。」

 

これも怒ってもしょうがない事ですよ。

 

分からないんですから。

 

 

 

また別のおばあちゃん。

 

何歳になっても女性です。

 

いつも眉毛をかいて身支度を整えてから、お部屋から出て居間に

きていたそうです。

 

ある日眉毛を書いたのはいつも通りですが、書いた眉毛がまるで

両津勘吉と同じで右から左まで真っ黒につながっていたんだそうです。

 

 

そして上手にセーターを足に通して、さらには座布団を半分に折って

それを頭の上に前後に乗せて着物のひもで巻いて顎で結んでいたん

だそうです。

 

家族はあまりの衝撃で、激怒したそうです。

 

どの話も他人だと笑えると思います。

 

でもこれが自分の身内に起こったら笑えますか。

 

笑えませんよね。

 

でも怒らないであげて下さい。

 

本人は何を怒られているのかきっとわかりませんから。

 

 

 

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