どなたでもそうだと思いますが、他人の事って気になったり知りたかったり
する事ってありますよね。
寝たきりの旦那さんを介護するおばあちゃんは、自分の旦那さんが一番
重症だと思っています。
旦那さん以上の人はいないと思っています。
「うちの爺さんみたいな人、他にもいるもんか？」
「おうちで療養されている方はいらっしゃいますよ。」
「こういうねたきりの人もいる？」
「いますね。」
「うちの爺さんくらいかと思ってた。」
「寝たきりでもおうちで暮らす事は出来ますからね。施設ではなく
自宅にいたい方はおうちにいますよ。」
「うちみたいな人もいるんだね。」
「そうですね。」
今にもどこの誰かを聞き出そうという感じです。
でもそれは言えません。
守秘義務がありますから。
何でしょう、自分と同じような介護をしている人がいることで、
自分を奮い立たせようとしているんでしょうか。
自分も頑張らなきゃと思わせるためなんでしょうか。
どんな場合も仲間がいると心強いですからね、それを求めて聞かれるのかも
しれませんけどね。
他人の事を聞く事がお茶うけの様に大好きな田舎のおばちゃんが一番
困ります。
「あんたたちの車があそこの家に止まっていたけど、あそこの婆さん
どうしてる？」
答えられるわけがないじゃないですか。
「教えられない」とストレートに言うと怒られるんですよ。
でも言えない事は言えませんよ。
他人の事はどうでも良いじゃないですか。
情報収集したいだけなんですよね。田舎のおばちゃんたちは。
田舎あるあるでしょうか。
都会は「隣は何をする人ぞ」なのにな。
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