遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

父の誕生日です

 

 

 

 

 

本日父が94回目の誕生日を迎えました。

 

父から電話が来たので

 

「お父さんお誕生日おめでとう~。」

 

速攻で言いました。

 

父は照れくさい様な感じに笑っていました。

 

 

私に電話する前に母にも電話をしたそうです。

 

母に今日は何の日でしょうと聞きましたが、何だかわからないと

言われたそうです。

 

仕方なく、今日は自分の誕生日だと言ったんですって。

 

そしたら母から

 

「あら、おめでとうございます。」

 

だって。

 

「忘れられちゃったね。」

 

って父はやはり少し寂しそうでした。

 

 

父は今の老健に入所して1年がたったそうです。

 

そして父から

 

「1年経ったけどね、介護の仕事って本当に大変だね。頭が下がるよ。」

 

ビックリしました。

 

「大変だから、若い人が入っても長続きしないでやめちゃうのよね。」

 

「やめちゃうのか。」

 

「無理だと思うんでしょうね。」

 

「不満を言ったらきりがないけどね、不満よりも感謝だね。」

 

「え、そう思ってくれたら嬉しいよ、きっと。」

 

「何かをやってもらったら、有難うって言ってあげて。それだけで

職員さんは元気をもらうはずだから。」

 

「そうなのかね。」

 

「そうよ。言葉が有難いのよ。」

 

「わかった。」

 

父は同じところにこんなに長くいられるとは思っていなかったとの事で、

出て行かなければいけないような話は無いのかと心配していました。

 

特養の待機者になっているから大丈夫だと説明したら安心した様でした。

 

誕生日なのに、何にもしてあげられなくて悲しいですね。

 

 

逆に私の方が父から元気をもらった気がします。

 

父が施設職員さんの大変さをわかってくれたなんて感動します。

 

そして頭が下がると思ってくれた事にも感動しました。

 

やってもらって当たり前と思っている利用者さんもいます。

 

でも父はそうではありませんでした。

 

嬉しいです。

 

母もいつも施設の人は有難いわよと言っていました。

 

 

両親ともに感謝してくれる利用者で良かったです。

 

その感謝の気持ちを持ち続けてもらって、施設生活を更に充実させて

くれたら良いなと思っています。

 

改めて、お父さん94歳のお誕生日おめでとうございます。

 

まだまだ元気に長生きしてください。

 

 

 

 

 

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