遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

細かい事をあげたらキリがない

 

 

 

先週の父からの電話で、衝撃的な言葉を聞き、私もショックを受けました。

 

特養に勤務する職員が、入所者に対し

 

「ここを出て行って下さい」

 

って、言葉の暴力だと思いませんか。

 

職員にそういう言葉を言わせてしまった父にも問題はあったの

かもしれません。

 

でも終の棲家としてお世話にならなければならない特養の職員から

そんなことを言われたら・・・

 

その後どうだったのか、今日の電話で父に聞こうと思っていました。

 

「お変わり無いですか?」

 

「こっちは変わりないよ。」

 

「また腰が痛くなっちゃってね。ずっとコルセットはしてたんだけど。

貼り薬を貼ってもらったら、今日はいくらか良くなったけどね。」

 

 

「あら、何かしたの。」

 

「してないよ。」

 

「そうなの。何もしなくても骨折しちゃうことはあるからね。

トイレには一人で行ってるの?」

 

「行ってるよ。何とかね。」

 

「気を付けてよ。」

 

「そうだね。」

 

腰痛の話から始めり、職員さんの話は父からはしませんでした。

 

「ところで、その後どうなの?職員さんの対応は。」

 

「ああ、この間は頭にきちゃってね、つい怒っちゃったんだよね。

最近は無理強いはしなくなったけどね。」

 

「じゃあいくらか良くなったんだね。」

 

「まあ、細かい事を言えばキリがないけどね。細かいことまで

あんたに話をするのも申し訳ないからね。」

 

「別に申し訳ないなんて事は無いよ。例えばどんな事があるの?」

 

「お風呂上りにも水分が出るでしょ。お風呂上りはしばらくそのまま

寝てしまうんだよね。目覚めればエンシュアが来るんだよ。だから

どうしても水分が残っちゃうんだよね。でも飲んでくださいって言われる

んだよ。そんなに飲めないよ。」

 

 

 

 

 

 

「ああ、お風呂上がりの水分は飲んでほしいわね。お父さんはお茶も

飲み物、エンシュアも飲み物だからそんなに飲めないって言ってるんでしょ。」

 

「そうよ。」

 

「その辺が介護職員との考え方の違いだね。お風呂上りの水分は、出た分

全部飲まなくたって一口でも良いから飲めば良いでしょ。エンシュアは

水分じゃなくて栄養って考えてるから、水分とは別物になってると思うよ。」

 

「だってお腹の中に入れる事に変わりはないでしょ。栄養の方が大事じゃ

ないの。」

 

「そうか胃が小っちゃいと、水分でお腹が一杯になってしまってエンシュアが

入らなくなっちゃうって事だよね。」

 

「そういう事。」

 

「ふ~ん、難しいね。」

 

父の水分摂取量ではいまだに色々ある様です。

 

父と職員さん達がお互いに譲り合えば済む事だと思います。

 

どっちも自分の考えを通そうとすれば、ぶつかってしまうのは

当たり前ですよね。

 

上京して面会に行ったときはしっかりお願いをしてくるつもりです。

 

お願いは職員さんだけではなく、父にも話をするつもりです。

 

両親の施設生活を円満に送ってもらうために、私なりにできる事は

やっていきたいと思います。

 

 

 

 

 

こちらでも桜が満開になりました。

 

 

 

曇り空でも心が洗われました。

 

とってもきれいな桜でした。

 

 

 

 

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