私たち姉弟の母がアルツハイマー型認知症と診断され、それと同時に
母の歩行状態も低下しました。
一人で銀行に行っていた母でしたが、弟に一緒に行ってもらわざるを得なく
なり、母の銀行に弟が同行するようになったんです。
その途端に母の口座を銀行に凍結されました。
「お母さんの口座は凍結されましたので、ご家族にもご本人にもおろす事は
出来ません。後見人制度を利用して下さい。」
ここから私たち姉弟に後見人制度に対し腹の中が煮えくり返る日々が
始まりました。
後見人制度とは、自分で判断ができなくなった認知症患者や知的障害等の
障害者が持つ財産を守る為にある制度と国は言っています。
要するに家族が勝手におろさない様にするための策なんです。
今の世の中色々な人がいますから、一概に間違ってはいないとは思います。
でも私たち姉弟にとっては全く、迷惑な制度なんです。
母には後見人を付けるだけの必要はなく保佐人と称する人が裁判所から
任命されました。
後見人は家族でもなれますが、保佐人は裁判所が決めるんだそうです。
そう言われ、全く見ず知らずの、どこの誰だか知らない弁護士が母の
保佐人になりました。
その保佐人は母の通帳と印鑑を没収し、自分名義の通帳を弟に
手渡し、毎月決められた金額になる様に、使った分だけを母の通帳から
おろし、自分名義の通帳に振り込み、それが母の生活費として渡される
んです。
この時点で信じられますか?
母の通帳からはデイサービスの利用料やヘルパーの利用料が引き落としに
なりますので、母の生活費だけを毎月振り込むという事になります。
保佐人の弁護士の仕事は月に1回母の通帳から自分の通帳に振り込みを
するだけです。
このたったこれだけ仕事で、その手数料が月に数万円です。
1年分で数十万円母の通帳からひかれました。
信じられません。
手数料は管理する金額によってきめられている様です。
法律で。
まったくのぼったぐりです。
今回両親が特養に入所しました。
母の生活費の振り込みもなくなりました。
保佐人の仕事もなくなったんです。
それなのに、毎月数万円の手数料を払う必要がありますか?
そう思った弟が、裁判所に問い合わせをしました。
「保佐人を解任したい。」
裁判所から話を聞き、動く事にしました。
その方法が3つあるとの事で、そのうちの1つは不可能ですが、医者に
母の認知症が改善したと書いてもらう事。
それは無理でしょう。
もう2つのうちの1つに、2人目の保佐人というものがある様です。
その2人目に私がなる事になるかもしれません。
弟からその申請に必要な用紙などを受け取り、裁判所に提出します。
明日上京します。
続きはまた後日、報告します。
国内最速・高安定の高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】