遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

調理器具のそろわないお宅での調理は大変。そこで・・

 

 

 

 

奥様に先立たれて、しばらくはご自分一人で自分の好きなもの

ばかりを食べていたおじいちゃん。

 

結構おられます。

 

そういう男性お一人生活が長いお宅で困った事があります。

 

それは調理器具が少なく、時短で調理する事が困難な事なんです。

 

まず鍋やフライパンが劣化しています。

 

特にフライパン。

 

食材がすべてくっついてしまいます。

 

熱しても油をひいても何をしてもすべてくっつきます。

 

お肉は焦げ付き、卵は張り付き、焼きそばなんか作れば、なんと

半分はフライパンにくっついてとれません。

 

何品も作るのには大きな障害です。

 

なかなかフライパンを買って下さいって言えないんです。

 

 

  

 

 

以前ヘルパーの学習会を栄養士さんに講師をお願いして

開催したことがありました。

 

調理の勉強を終え栄養士さんの最後の言葉が、目からうろこ

でした。

 

「限られた時間の中で何品も料理するのって本当に大変な事だと

思います。私以前から思っていたんですが、事務には施設から事務

用品として電卓やボールペンが支給になるじゃないですか。

それと同じようにヘルパーさんもピーラーとかスライサーとか

支給すればいくらでも時短につながると思うんですよ。」

 

Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)

 

その言葉を聞いた時、鳥肌が立ちました。

 

ごもっとも。

 

その通りです。

 

それを各家庭に持参して行く事が出来たら、すごく仕事がやりやすく

なります。

 

そして間もなくヘルパー達に何が必要かを聞きました。

 

そしてキッチングッズとして購入伺いを提出し買ってもらう

事にしました。

 

そこでそろえた物が

  1. ピーラー
  2. スライサー
  3. 計量カップ
  4. 計量スプーン
  5. おろし金
  6. 食器拭き

この6点を一つのケースに入れて配布しました。

 

こういうものがなかったお宅で大活躍です。

 

主婦のいるご家庭ならほとんどが揃うものばかりです。

 

私たちはどうしてもこういうグッズをつかい慣れてしまって

いますのであれば助かります。

 

 

 

 

ちなみに計量カップはお米を1合測る時にないととっても

困ります。

 

軽量スプーンは塩分制限6グラムの調理の時には絶対必要

です。必需品です。

 

ピーラー、スライサーは時短に最適。

 

おろし金ってないお宅が結構あります。

あるんですがさび付いてて使えなかったりします。

 

食器拭きは、失礼ですが布巾なのか雑巾なのかわからない

お宅で調理器具を拭きたくないので入れました。

 

これだけそろえても、フライパンがこれじゃ意味ないね

ってところも実際はあります。

 

でも日々ヘルパーは奮闘しています。

 

土曜日は1時間で10品調理してくる男性のお宅があります。

 

 

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この写真は以前も載せた事があったんですが、ここのお宅のフライパンが

致命的なんです。

 

でも頑張ってますよね。ヘルパーさん達。

 

料理そのものはそんなに難しい料理はしていません。

 

品数があればいいんです。

 

効率的に料理を作るには多少は器具がないとやっぱり大変です。

 

さすがにフライパンを支給する事は無理ですが。

 

今日は訪問介護エピソード、ヘルパーあるあるでした。

 

 

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