遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

屋外を車いすで移動しながらも運転している友さん。ケアマネ泣かせのご夫婦。

 

 

 

膝を壊してしまい、手術もしないで安静だけが治療だった友さん。

 

とうとう免許を更新しました。

 

 

www.maple-enkyori.com

 

友さんの奥様(愛子さん)も自宅で転倒し腰椎の骨折で入院していました。

 

そして友さんも入院してしまい、友さんがいなければ

一人で自宅での生活は困難なので老人保健施設にお世話に

なって友さんの退院を待っていました。

 

そんなご夫婦が何とかお二人とも自宅に戻られ、お二人の支援

で訪問が再開される事となりました。

 

元々愛子さんに在宅入浴で訪問をしていましたので、またその

入浴を再開する事になったのです。

 

お二人の所に訪問したケアマネさんが、頭から湯気を出しながら

戻ってきました。

 

話を聞くと色々な事がありました。

 

まず友さんがとうとう運転を始めていました。

 

息子さんがカギを持っていってしまったから大丈夫だと

思っていたら、スペアキーを使って運転していました。

 

さらに助手席に運転免許のない愛子さんの妹さんをのせて

スーパーまで運転し、お店に着いたら妹さんに車いすを

持ってこさせて、お店の中は車いすで買い物し、そして

車いすのまま運転席まで行ってもらってまた運転して帰宅

したって。

 

障害者用の車ではないんです。普通の軽ワゴン車です。

 

事故を起こすのも時間の問題です。

 

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訪問看護さんからも色々説得しましたが、絶対に言う事を

聞かなかったそうです。

 

 

 

 

愛子さんの今回の転倒骨折も3回目なんです。

 

いつも寝室からトイレに行く時に転倒しています。

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ですから今回は寝室にポータブルトイレを夜間だけでも使用

すればどうかと提案したそうです。

 

そしたら、夜間のトイレは必ず友さんがついていくから大丈夫

だと言ったそうです。

 

いくら女性でも不意に倒れてきた愛子さんを今の友さんの膝が

支えられるとは思いません。

 

二人で転倒してしまいます。

 

せめて夜間だけでもリハビリパンツを使用して、万が一失敗

しても衣類や寝具を汚さない様に予防策をとっておいた方が

良いとみんなが勧めたそうです。

 

しかし愛子さんも絶対にポータブルは置きたくないし、紙パンツ

なんかはかないとすべて拒否をしたそうです。

 

このご夫婦近いうちに再度転倒するか、友さんが事故を起こすか

あまりにも怖すぎるご夫婦なんです。

 

ケアマネさんもどうしたらいいのかわからなくなっていました。

 

私たちヘルパーはケアマネさんのプラン通りの支援しかできません

から、ご自宅では愛子さんの入浴介助しかお手伝いできません。

 

買い物も予定していましたが、自分で行くと言って聞きません。

 

またしばらくこのまま様子を見るしかないんです。

 

すべてを拒否し、今までと同じ生活ができると思っているご夫婦

 

ケアマネ泣かせのご夫婦です。

 

 

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