遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

両方の話を聞かないと

 

 

はちみつセット

 

 

訪問すると、何にもしなくても良いから話だけを聞いて

ほしいと言われる事があります。

 

傾聴もサービス内容の一つだ思って聞いてあげます。

 

今週火曜日、連休明けの次の日です。

 

ご家族はカレンダー通りのお休みですので、連休明けに訪問した

カズさん(60代)。

 

パーキンソン病で徐々に進行しています。

 

訪問するなり泣き出しました。

 

話を要約すると、旦那さんに冷たくされたとの事。

 

体が動けない時は一人で寝返りもできません。

 

夜中に目が覚めてしまうと、どうしても体の向きを変えてほしく

なります。

 

これは誰でも当たり前の事です。

 

しかし「夜中なんだからおとなしく寝てろ」と言われたって。

 

カズさんの話を聞くと、なんでそんなことを言うんだろうと

思ってしまいます。

 

ところが今日はカズさんのご家族からケアマネさんに電話があり

最近カズさんが昼夜逆転しているとの事でした。

 

これはお二人とも辛い夜になっていると思います。

 

日中家族がいない時爆睡しているカズさんは夜中に寝られる

はずがありません。

 

日中仕事に出ている旦那さんにすれば、夜中に起こされたら仕事に

支障をきたします。

 

だから「おとなしく寝てろ」という言葉になるんです。

 

私たちにできる事は、カズさんに日中は眠らない様に促しを

していく事くらいでしょうか。

 

でもそれだけでも違うと思います。

 

カズさんは私たちには爆睡している姿など見せません。

 

だから自分だけがひどい事をされていると私たちに訴えます。

 

でも実際にはそういう事ではないんです。

 

在宅介護は介護者の事も大事にしなければ長続きはしません。

 

もちろん利用者さんの気持ちになって考えてあげる事は

大事です。

 

片方だけの話を聞いてもちゃんとした助言はできませんので、

やはりなにか事が起こった時は双方の言い分を聞かないと

うまく解決してあげる事ができないと思います。

 

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カズさんはまだ60代の若い方です。

 

話せばわかる人です。

 

旦那さんの味方になるのではありませんが、少しだけ旦那さんに

寄り添う助言をしてみたいと思いました。

 

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それでお二人の在宅が上手くいくのであればそれで私たちは

嬉しいので。

 

 

 

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