夕方ヘルパーさんが来たら電話をしてもらおうと思って、
母に電話をしました。
しかし何回かけてもつながりません。
家の電話に掛けると、子機で父が出ました。
「今携帯にかけたんだけど、聞こえなかった?」
「ちゃんとわかってね、お母さんに電話に出なさいって言ったんだけど
電話の出かたがわからなくなったみたいねんだよね。」
「前にもそんな事あったけど、また思い出すでしょ。」
母の認知症がまた一つ進行したかな。
「それにね、寝室にはエアコンがついているから、部屋の中は涼しい
はずなのに、お母さんが汗をかいていたんだよ。なんかおかしいなと
思ったら、電気毛布つけてをかけて寝てるんだよ。」
「え~、それはちょっとビックリだね。」
「お母さんに代わる?」
「代わってよ。」
「はい、お母さん。電話。」
「はい。もしもし。なあに。」
「今さ、お父さんから聞いたけどさ、電気毛布かけて寝てるんだって。」
「え、電気毛布。さあ、知らない。」
「知らないってさ、この暑いのになんで毛布を掛けてるの?」
「さあ、わかんない。」
「暑いんじゃないの?」
「そうかもね。」
「頭で何も考えないで、布団に入ったら冬と同じ行動をしてるんでしょ。
ふとんに腰掛けたら電気毛布のスイッチを入れるって。」
「そんな事覚えてない。」
「考えないで体が覚えている行動をしてるんじゃないかな。」
「そうかもね。」
「電気毛布は必要ないから、片付けて。」
「はい。わかりました。なんかお父さんが言いたい事あるみたい
だから、代わるね。」
「お母さんに電気毛布を片付けるように言ったの?」
「言ったよ。」
「お母さんには無理だからね。シーツ交換のヘルパーさんにお願い
するから。」
「そうだよね。お母さんには無理だよね。じゃあヘルパーさんに
お願いしてね。」
という事で、母の認知症はかなり進んでいる事がわかりました。
この暑い時期に電気毛布を使用する事に違和感を感じないって相当です。
会話は漫才の様ですけど、事はかなり深刻だと思います。
夕方ヘルパーさんが来た時も父が電話をくれました。
いつもなら爆睡している時間なんですが。
ヘルパーさんには刻みをもう少し細かくしていただくように
お願いをしました。
父が直接言えば良い事なんですが、自分では言いたくないんでしょう。
いつも私に言わせます。
まあ良いですけど。
母の認知症が進み、父の手には負えなくなった時、両親の在宅生活は
終了となると思います。
母は施設でもなんでもすぐになじむと思います。
問題は父なんです。
だから、父が家にいる間は母にも頑張って父のサポートをして
ほしいんです。
お互いが介護者であり要介護者なんです。
それを遠くから応援している娘でした。
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