遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

「7万円で入れる施設を捜して下さい」って

 

 

 

 

ケアマネさんが悩んでいました。

 

入所の相談に来たヘルパー利用者の娘さんが言った言葉です。

 

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相談にきて開口一番に言ったそうです。

 

この利用者さんは今要介護2です。

 

まだ特養の申し込みもできません。

 

特養以外の施設で7万円以下で入所できるところなんか、この田舎

でもさすがにありません。

 

どうしたら良いんでしょうか。

 

今この利用者さんは入院中で近日中に退院になる事が決まった

そうです。

 

今回心臓疾患の心配もあるので、できる事なら早めに施設を捜して

欲しいと言われたそうです。

 

そんなにすぐに空いている施設なんか見つかりません。

 

それも7万円ではどこにもありません。

 

 

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そして考えた結果、まず変更申請をして要介護3にする。

 

そして施設のロングショートに入れて入所を待つという結論に達した

様です。

 

特養に入所できれば低所得の場合5万円以下で施設に入る事が

出来ます。

 

娘さんの希望通りです。

 

肝心の利用者ご本人の意思はどうなんでしょうか。

 

90歳を過ぎていますので、入所の申し込みだけはしておく方が

良い事は確かだと思います。

 

でも今まだ要介護2で変更申請で要介護3になるかどうかも

わからないような元気なのに、特養のショートに入れて入所を待つ

なんて気の長い話です。

 

でもとりあえず退院後は自宅に戻るしかありません。

 

自宅にいる間は私たちが訪問してお手伝いします。

 

寒い時期ですから、体調を崩さない様にしないといけません。

 

最初7万円の施設ってどうするんだろうと思いましたが、結局は

特養入所につなげるしかないんですね。

 

特養に入所になるまでは、ショート中ですからやはり少しお金が

かかります。

 

それは了解してくれるんでしょうか。

 

高齢になればやはり頼りはお金なんでしょうね。

 

お金が無かったらどうしようもありません。

 

自宅での生活も限界が来ます

 

今元気な高齢者も永遠に一人でいられるわけではありません。

 

前もって早めに考えて対策しておく必要があります。

 

私も明日、父の特養申し込みをしていきます。

 

在宅を預かる仕事であるがゆえに、在宅の限界も良くわかって

います。

 

ご家族との同居が可能な場合以外は、どうしても施設に頼らなければ

なりません。

 

色々な事情をすべて加味しながら施設捜しをする事って本当に大変な

作業です。

 

今回相談に来た娘さんが、まず金銭的な条件を第一に言ってきた事は

無謀な事だったかもしれませんが、でもこれも施設捜しをするには

絶対必要な事だなと思いました。

 

ケアマネさんも考えて、一つの提案にたどりつきました。

 

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特養入所までには長い時間がかかると思いますが、元気に長生き

してもらって、施設の生活に慣れてもらえたら良いなと思います。

 

 

 

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